iPhone版グリーの無料ゲームは受け入れられるのか？

携帯SNSのグリーと言えば、いわゆる「ガラケーの無料ゲームを元に、アイテムなどで課金をする」というビジネスモデルが当たって、一気に成功した会社ですよね。
確かに、ケータイでパケ放題に入っている人にとってはグリーの無料ゲームという存在は非常にありがたいです。
ちょっとした時の暇つぶしになるし、たまには面白いゲームもある。

桃太郎電鉄や龍が如くまでもが、GREEに移植され、ホリエモンの拝金という小説に出てきたゲームまで登場して話題性に欠くことはないとい感じです。
個人的に、特に気に入っているのは、デコメも無料でダウンロードできるというところ。
これも通常なら月額350円くらい支払わなければいけないものなのですが、アカウントを持っているユーザーは、多くのデコメを無料で使うことができるのです。
あと、アメブロと同じように、芸能人ブログを読みたいという人にとってはブログも楽しめるコンテンツだと思います。

ここまで、グリーのケータイというフィールドにおける成功を書いてきましたが、それではiPhoneにフィールドが移った場合どうなるのでしょうか？
もちろん、まだまだ答えは出ないと思いますが、グリーのアイフォンアプリの評価を見てみると、何と５段階中１という低評価です。
レビューを読んでみると、基本的には機能改善を要求するものが多いのですが、どことなく表現が厳しめというか、あんまり好かれていない感じなんですね。

それに加えて、まだまだゲーム数が少なすぎて、あんまり力を入れてないな～というのが、ありありと伝わってきてしまうのです。
リリースされているものは、携帯のゲームに加えて、バグが多いですし、本当に携帯と同じようにアイフォンで流行るの？
と言われると、首をかしげてしまいそうです。

もうひとつ重要な点としては、やはり課金の仕組みなんですよね。
携帯のように日本が作った課金モデルでは上手くいきましたが、アイフォンはアップル、アンドロイドではグーグルが支配権を持つので、これまでのように、日本勢の意見を受け入れられるかというと、かなり厳しいと思います。
実際、電子書籍の分野では、アップルの決めた課金の仕組みに色々と苦労していますからね。

ということで、今後、グリーがどのようにガラケーから脱却し、スマートフォンに移っていくのか、よく観察して参考にさせて頂きたいと思っています！
最後に、がんばれグリーさん。